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out there ソロ2作目です。めっちゃお気に入りなんですわ!聴きすすめば聴きすすむほど、「ああっ!おやめになって〜」ってカンジで、腰が抜けます。だってちょーせくすぃ〜なんだもんっ!1作目はいろいろあった後だったせいか、歌詞もいろんなタイプがあったのですが、これはもうラブラブソングばーっか!(笑)ひー。たまんねぇ。 「out there」の囁き声なんてもう、何回聴いても頬が緩みます。聴きながらいろいろと妄想してしまう自分がイヤです(笑)。まあね、正直そんな芸術的な言い回しとかがある歌詞じゃないんですが、そこがまた、やらしくっていいというか(笑)。 1曲目の「like a king」はN・ロジャースの書下ろしです。前作がナイルのプロデュースだったので、その流れでしょう。ロマンチックな曲で、とてもじみーに合ってると思います。後は全部じみーの作品ですが(共作有)、さすが15の頃からひとり立ちしてたひとです。全部大好きだけど、特に好きなのは「lost in you」と「positively meant to me」。じみーの魅力全開です。インスト曲「the ironic twist」のジャジーな魅力、「little son,big sun」のアコースティック・ソロも素敵。全編「とにかく、カッコいい」って、凄いことだと思います。 長いことバンドにいて、ソロとしてのキャリアのほうが短いですが、たぶんもっと早くに自分でボーカルを取るということをやっていれば、ソロのほうがこの人の魅力は大きいと思います(Tバーズももちろん大好きだったけど)。 シンプルで雰囲気のある曲と、派手な飾りつけに走らないギターの魅力。自分の世界がとてもハッキリしてる人です。 |
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do you get the blues? ソロ3作目。グラミー賞のトラディショナル・ブルース部門で受賞した作品です。 くう〜ッ。このアルバムのせいで何度夜更かしをしたことか・・・。ホンマに一時期は毎晩こればっか聴いて夜中の2時3時・・ってくり返しでした(バカ?)真夏の真夜中がとても似合います。特にヘッドフォンで聴くと眠らせてくれません(いやん)。 トラディショナル・ブルース部門で受賞と言っても、この作品はとてもモダンなブルースです。この部門で受賞したということは、このアルバムがとても素晴らしいのはもちろんのこと、今現在のブルース界全体を引っ張っていってる第一人者として彼が認められたということなんだと思います。 今回は昔からのお友達(Tバーズの結成当時のメンバーで、じみーは彼女のアルバムにもゲスト参加している)、ルー・アン・バートン女史がサブボーカルで参加してます。ドスの利いたハスキーボイスが魅力(スティービー・ニックスタイプ)で、2人の掛け合いなんかは素敵ですが、正直ファンとしては、じみーひとりでヴォーカルを取って欲しい。オンナと絡んでるの、イヤ(爆) それはともかく、とってもセクシーでロマンチックな作品です。前作とはまたちょっと違う、オシャレな雰囲気とでも言いますか。ジャズっぽい味付けがそう感じさせるのかな。 オルガンが効いてて、ライブ感がステキな「dirty girl」は1曲目にふさわしい。「deep end」のスライドギターとハーモニカの絡みがカッコいいです。「without you」はじみーの息子、タイロンの作品で、これがなかなかいぶし銀の魅力で、聴けば聴くほどイイ!盛り上がりはないのですが、それがまたひとりごとっぽくて、セクシー。続く「let me in」(カッコいいギター)と「don't let the sun set」(美しいギター!)はこのアルバムで一番わたしが好きな曲です。ジョニー・ワトソン(じみーのギターヒーロー)の「in the middle of the night」はチャーリー・セクストン(チャリ坊が小さい頃からの知り合い)とダブルトラブルがプロデュース(ダブルトラブルは演奏も参加)。ルーアンとの掛け合いがカッコいい。「slow dance blues」はギターとオルガンとサックスの組み合わせがジャジーでエエカンジ。「planet bongo」はフルートがちょっと不思議な魅力で、聴いてるとなんか、森の中を散歩してるようなカンジです(わたしだけの感想だろうけど)。巧いなあ。 改めて「Tバーズの頃とは違うなあ」と思います。ホントはこういうのがやりたかったのか?Tバーズ時代があってこそなのかわからないけれど、じみーの個性はこれなのでしょう。そしてしみじみ自分は、じみーの産みだす音楽が好きだなあと思うのです。 |